2012年3月30日金曜日

振動測定

 こんにちは、今回は振動測定について紹介します。

 振動における主要な要素には
  固有振動数(1秒間当たりに振動する回数)
  減衰(時間と共に小さくなっていく振幅の程度)
  固有振動モード(振動箇所や方向などの形状)
があります。
 これらを把握する手法の一つは実物による振動測定です。写真
-1に振動測定機器を示します。①インパルスハンマー、②加速
度センサー、③周波数分析を行うFFTアナライザー、④専用結果
処理ソフトから構成されます。



           写真-1 振動測定機器


 写真-2は測定状況を示したものです。加速度センサーを測定
対象物(今回はアルミ板、700×2100mm)に取り付け、ハンマ
ーでアルミ板を軽く叩きます。ハンマーによる加振力とセンサー
からの応答加速度をFFTアナライザーにて測定し、データを専用
ソフトで処理することで固有振動数、減衰及び固有振動モードを
求めます。


                            写真-2 測定状況


 図-1はアルミ板の振動測定結果を動画で示したものです。一
方、図-2は同じアルミ板について、FEMにより固有値解析した
結果です。両者は固有振動数、振動モードともに良い一致をみせ
ています。このように固有振動数、固有振動モードを解析的に算
出することも可能です。 
  
         図-1 測定結果;66.5Hz

     
          図-2 FEM解析結果;63.8Hz


 大型精密構造体 設計・製造.COMでは振動測定サービスを
行なっています。振動測定による固有振動数、振動モードの把握
や振動に着目した構造体の改善提案などが可能です。半導体
製造装置や液晶製造装置などの精密製造装置において、固有
振動数を改善し、処理数量の向上に寄与した事例もあります。
お問合わせはからどうぞ。専門の
技術スタッフが対応します。

2012年3月1日木曜日

ファインテックジャパン出展のお知らせ

当サイト『大型精密構造体 設計・製造.COM』の運営会社である横河ブリッジが
『第22回ファインテック ジャパン』(2012.4.11~13 東京ビッグサイト)に出展
致します。

実機、映像、パネルにより、大型精密構造体の設計・製造をわかりやすく、ご紹
介致しますので、この機会にぜひご来場下さい(出展内容はこちらを)。
出展場所は『東5ホール:製造装置ゾーン』です。