2012年8月3日金曜日

高精度切削加工と研削省略化について

こんにちは。
 
今回は、製缶フレームにおける切削(フライス)の高精度加工と研削省略化について紹介します。

例えば図1のように、長さ4~5mの製缶フレームに対し、上面の要求精度が下面との平行度20μm以下である場合、切削加工の後に研削加工を行い要求精度を満たすのが一般的です。
ここで仮に切削加工のみで要求された精度を満たすことができれば、研削加工の工程が省略され、製造費コストダウンや製造リードタイム短縮のメリットが得られます(図2のイメージ)。

     
     






私たちは、切削加工方法などを工夫することで、通常の切削加工では達成できない高い精度を実現する「高精度切削加工」に取り組んでいます。そして、この高精度切削加工によって、これまで必要とされた研削加工の省略化を目指しています。


これまでに、長さ3.8m×幅0.5m×高さ0.3mの製缶フレームに対し、切削加工のみで上下面の平行度11μmの高精度を達成し、これまで行なっていた研削加工を省略した実績があります。
また、長さ5.0m×幅1.0m×高さ0.6mの製缶フレームでは、切削加工のみで上下面の平行度20μm以下の高精度を達成しています。
(もちろん、これらの精度は加工機上ではなく、大型三次元測定機による精度測定結果です。)


高い精度を要求するために研削加工を行なっている製缶フレームがございましたら、一度、お気軽にお問い合わせ下さい。そしてぜひ私たちに、高精度切削加工が実現可能か検討させて下さい。
高精度切削加工によって研削加工の省略ができれば、製造費コストダウンや製造リードタイム短縮といった大きなメリットに繋がります。


私たちの高精度切削加工にご興味のある方は、お気軽に下ボタンをクリックしてお問い合わせください。